症例解説

56歳女性

解説
56歳女性。既往歴は特になし。2年前から血管の蛇行と足のだるさがあったものの何科を受診して良いのかわからずに、放置していました。美容室での立ち仕事が1日9時間と多く、第2子の出産後から悪化してきたとのことです。 大伏在静脈に逆流を認めるケースでした。静脈瘤の重症度の指標となるCEAP分類ではC2となります(0から6まであり、数字が高くなるほど浮腫や潰瘍などが出来、重症化します)。肉眼上は右ひざ内下方に血管の瘤(コブ)の所見を認め、足のだるさもそのためと思われます。その原因部位は、右のふともも付け根の大腿静脈ー大伏在静脈分岐部の血液の逆流が問題でした。バルサルバ(息こらえ)←バルサルバは大体静脈の逆流をみるため、正確には「超音波カラードプラー検査で、ふくらはぎを圧迫して計測するミルキング」時にモザイク(逆流があるため赤と青が混ざる)状態になるのが確認できます。 手術はラジオ波による高周波を用いた血管内焼灼術を行いました。膝下の蛇行している血管のできる限り末梢からファイバーを挿入して行いました。途中血管の蛇行がきつく、ファイバー挿入の際に血管を破らないようにしながら行う必要があり、慎重を要しました。 術後の経過はよく、足のだるさも術後1週間後には消失し、血管の瘤も術後1ヶ月後にはほぼ消失していました。
担当医:松岡

70歳男性

解説
70歳男性。大きな既往なし←既往歴は特になし。54年間寿司職人として立ち仕事をしてきました。血管の蛇行は30年ほど前から認めていたものの、痛みなどの所見がなく放置していましたが最近朝方に足がつったり、重だるい感じが出現してきたため来院されました。 超音波検査により大伏在静脈が直径55←(15)mm(正常は3mm程度)に拡張し、太ももの付け根からひざ下まで連続した血管の逆流を認めました。下腿には蛇行し隆起した血管瘤も認めたため、大伏在静脈に対するラジオ波による高周波を用いた血管内焼灼術ならびに瘤切除をstav avulsion法を用いて行いました。右上写真は瘤切除した血管瘤。 術後の経過は良好で、一部瘤切除を行った部位に内出血を1週間ほど認めた程度でした。足のつり、重だるさなどは術後3週間後くらいから消退しました。
担当医:稲澤

71歳女性

解説
71歳女性。既往歴なし。プールで泳ぐことを日課としており、その際に足の血管が友達に見られるのが恥ずかしいとのことで来院。 超音波所見上、両側の小伏在静脈に逆流と静脈拡張を認めたため、両側小伏在静脈瘤に対するラジオ波による高周波血管内焼灼術を施行した。瘤切除することなく術後3ヶ月の時点で血管の蛇行は消失しており、問題なく良好な経過を辿っている。
担当医:稲澤

症例写真

レーザー治療前後の写真です。

大伏在静脈に対する高周波焼灼術

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    施術後

大伏在静脈焼灼+血管瘤切除

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大伏在静脈焼灼

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注射で硬化剤を注入するフォーム硬化療法

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右大伏在静脈瘤に対し高周波焼灼(58歳女性)

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両側小伏在静脈瘤に対し高周波血管焼灼(71歳女性 )

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    施術後

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